ごあいさつ
「高円寺びっくり大道芸」イベントは本年で13年目を迎えます。高円寺びっくり大道芸は、平成21年春に開館した区民劇場 杉並区立杉並芸術会館(愛称「座・高円寺」)のオープニング記念イベントとして、一年一回限りの催事と考えられていました。
5月の大型連休中、年間で最も良い季節で過ごしやすい気候の下、2日間盛大に開催されました。高円寺の一部の商店会では、それより以前から街角大道芸は行われておりましたが、南・北 高円寺全体を舞台とした大規模な大道芸大会を開催するのは初めての事でした。阿波踊り大会開催の経験は有りましたが、初めての大道芸大会の実施・実行には不安も有りました。
ところが、実際の開催当日二日間の高円寺の街の様子は もう何年間も大道芸大会を行っていると思われるほど『街』と『人』が一体となった、とても良い雰囲気でした。初めての事としては大成功でした。
大会を無事に開催することができ、多くの観客の皆様の評判も大変良く、また、地元の各商店会からも大いに称賛されました。
そこで この素晴らしいイベントを一回限りの催事とするのは「あまりにももったいない」と言う声が起こり、2年目以降も毎年この時期に開催されることに成りました。途中、東日本大震災などの開催が困難な時期も有りましたが、10年以上にわたり途切れること無く毎年開催を続けてきました。
現在までは「高円寺びっくり大道芸実行委員会」が主催者となり、全てを企画・実施しております。しかし今後ますますの高円寺大道芸の発展を考えたとき、開催日の二日間に限定される「実行委員会」とは別の年間を通して運営される団体の存在が強く望まれ、必要となりました。
高円寺大道芸が多くの人々から愛されるようになった今日、更に高円寺地域に文化として、より深く根ざしてゆく為の団体の結成を決意しました。
ここに、高円寺大道芸がこれから二十年、三十年と確実に繋がり、高円寺大道芸を通じて高円寺の「人づくり」「街づくり」に貢献していきたいと思います。今後とも皆様のお力添え賜りますようにお願い申し上げます。
令和3年4月6日
東京高円寺大道芸振興協会
会長 城石 豊